トヨタが見据えるライバル
5月になって、上場企業の決算内容がマスコミに出てきていますが、
4社に1社が過去最高益を出しているそうです。
それに対して、今年1~3月のGDPはマイナス成長でした。
原因は個人消費の伸び悩みというように、
国民の生活は法人と比べて決して良くはなっていませんし、
法人の内部留保が増えるばかりで、社員の給与には反映されません。
そんな中、トヨタは来期の研究開発費に1兆円を超える予算を発表しています。
トヨタの将来に対する危機感の表れですが、
その相手はもはや自動車メーカーではありません。
グーグルです。
グーグルの自動運転開発予算はトヨタの4倍です。
それだけの予算を出せる利益と資金がグーグルにはあるということです。
グーグル、アマゾン、アップル、フェイスブック。
製造部門を持たないIT関連企業ですが、
世界の4強の利益と資金力は膨大です。
その資金で有望企業を次々に買収し、さらに業績をアップさせています。
この繰り返しです。
どこまで大きな企業になっていくのか、見当もつきません。
福島 康晴
2018-05-21 月 | Category : 所長のブログ