日本国民の金融資産
6月に入り、多くの生活必需品で値上げラッシュです。
家計は支出が増えて、貯蓄や投資に回す分が減ります。
というより、国民の多くがそんな余裕はないことが現実です。
そこへ岸田政権の「資産所得倍増計画」を唱えられても、金持ちへの優遇策か?
と思ってしまいます。
日本国民の金融資産(預金、保険、有価証券等)合計は約2,000兆円もあるんですね。
その約55%が現預金です。
国民1世帯当たりは約1,560万円、が中央値は約450万円に下がります。
そう聞くと日本国民は結構資産を持っているじゃないか、と思ってしまいます。
しかし、政府が言う老後必要資金2,000万円に対し、
70歳代の平均預貯金は約1,000万円です。
老後を安心して生活できる金額からは程遠いです。
物価の上昇という暗い話題からさらに輪をかけてネガティブな話ですみません。
おまけに、日本の値上げラッシュの原因の一つになっている悪い「円安」も止まりません。
福島 康晴
2022-06-14 火 | Category : 所長のブログ