失われた30年
新型コロナウィルスによる世界的パンデミックと、
ウクライナ戦争の二つの環境下での世界経済が日本経済に与えた影響によって、
ようやく日本の経済がほとんど成長しなかった「失われた30年」
(10年前は失われた20年と言われ、これからさらに日本が経済成長しなければ失われた年数が伸び続けます)
問題が浮上してきたように思います。
気づかされた要因は、円安による物価の上昇です、なぜ円安か?
が取り上げられるようになってきました。
過去30年間日本人は「井の中の蛙」であり「茹で蛙」状態でした。
繰り返しになりますが、「ジャパンアズナンバーワン」から30年間で、
世界の中での経済力は24位まで下がっていたことを感じていなかったことが「茹で蛙」状態です。
国債発行という借金生活を続けてきた結果、
国民は日本の経済力が低下し、どんどん貧乏になっていたことに気が付かなかったのです。
今回の参議院議員選挙報道で少しはこの問題を取上げた時間もありました。
選挙運動期間中に安部元首相が殺されるという、驚くべき事件が起きてしまいました。
残念ながら安倍政権下で日本は経済成長していませんでした。
安倍政権下のアベノミクス効果は、国民の給与水準は上がらず、
株価が上がり金持ちがさらに金持ちになっただけ、という印象です。
現岸田政権下の「資産所得倍増計画」も、ますます金持ちが金持ちになる政策に聞こえます。
福島 康晴
2022-07-11 月 | Category : 所長のブログ