第三の矢
衆議院解散後のマスコミや評論家の意見を聞いても、やはり今回の解散の大義はありませんね。
アベノミクスを続けるか否かと問われれば、アベノミクスに掲げた第三の矢、規制の緩和による経済の活性化は必要です。
しかしこの規制の緩和問題はアベノミクスに始まった訳ではありません。
バブルがはじけて日本経済が停滞し始めてから長年に渡り言われ続けてきました。
民主党政権前の自民党政権が出来ず、民主党が政治家主導による改革を掲げて政権を取ったにもかかわらず、
民主党も挫折して政権を追われて、安部政権に代わりました。
代わって2年過ぎましたが、第三の矢は未だ放たれず。
もう一度安部政権になっても第三の矢が動き出すとは思えません。
各種規制の緩和、既得権益の打破、縦割り行政改革。
こうした制度改革がなされない限り、日本経済は頭打ちで、少子高齢化による経済規模の縮小を補う経済成長はあり得無い事は誰もが分かっているはずです。
福島 康晴
2014-12-01 月 | Category : 所長のブログ