メールマガジン Top Eye Vol.286
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福島会計事務所 メールマガジン Top Eye Vol.286
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◆ 今号の目次 ◆
【1】「読むビタミン 菜根譚」石井
【2】「ガンダム35周年」野村
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【1】「読むビタミン 菜根譚」石井
今回は、私の鞄に忍ばせている本を一冊
紹介させていただきます。
「菜根譚」(さいこんたん)
著者 洪自誠
全訳注 中村璋八・石川力山
講談社学術文庫
価格:1,800円前後
ご存知の方も多いかと思います。
中国の古典で、明の時代に著された処世訓です。
儒教をベースに仏教、禅、道教などの東洋思想を織り交ぜながら中庸に生きることの大切さを説かれています。
著名な政治家や経営者・企業家の座右の書としても知られています。
何か難しそうに感じますが、内容は社会生活の境遇に即したものが多く、訳も平易で読みやすいです。
また、教訓がぎっしり356目録あるので、どこからでも読めます。
私はこの本の活用法として、電車の中やちょっとした待ち時間にランダムにページを開いて、目に付いた目録を読むことにしています。
たとえば今、頁を見開いてみると、
目録68 善と悪の分かれ目
悪いことをしても、それを他人に知られることを恐れる人は、悪事の中にそれでも善に向かう良心がある。
良いことをしても、それを他人が知ってくれるようにと焦る人は、善事をなしたところが、それがそのまま取りも直さず悪の根源である。
忙しい時や気分を変えたい時、短文なので、ものの数分で読めて精神に栄養補給をすることができます。
興味をお持ちになりましたら、
是非お読みください。
石井
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【2】「ガンダム35周年」野村
日本経済新聞5月15日朝刊1面のコラム欄に、TVアニメ「機動戦士ガンダム」が1979年4月7日の放送開始から今年で35周年を迎えたという記事が載っていました。
記事ではジュネーブで始まったロボット兵器を国際的に規制する議論のことで終わっています。
私はガンダムも日経のコラムになるほど出世したものだなーと感慨深く記事を読みました。
そもそもガンダムのTVアニメは30分の玩具CMと位置付けられ、スポンサーも玩具が売れてくれればそれで良いとされ、制作側も子供向けに玩具が売れるように作っていました。
しかしガンダムを作った富野監督は、TVアニメもストーリーが面白くなければ作っても意味が無い、ストーリーさえ面白ければ商業的にヒットするはずという信念の基に、子供向けではなく大人が見ても面白いものを作ることに専念しました。
新しい試みは、当初上手く行かなかったのも事実ですが(最初のTVシリーズは視聴率が上がらず打ち切りになっています)、徐々に評価が高まり映画やプラモデルが爆発的にヒットし社会現象となりました。
映画化に当たっては、アニメなんてという松竹側に対し、これからの映画はアニメが上位を独占すると富野監督は啖呵を切ったといいます。
事実劇場公開した年(1981年)は映画興行収入の年間1位となり、1作目で終わらせるつもりだった松竹側に3作目まで制作することを認めさせました。
近年においてもアニメは映画興行収入でも常に上位にいます。
35年経った今でもガンダムは関連商品も含めて新作が制作され、日本だけではなく世界を股にかけた一大市場を築いています。
既存の考えに囚われるのではなく、新しい発想で仕事をしていけば新しい顧客、新しい市場が生まれていくことを、ガンダムを通じて考えさせられました。
野村
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■■ 編集後記
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芸能人による覚せい剤使用のニュースがまた世間を騒がせています。
ニュースで取り上げられる芸能人は、必ずと言っていいほど、お金と地位と名声を手にした成功者です。
一般人の世界では有り得ないことですが、芸能界に限って言えば、このような犯罪を犯したとしても、
時間が経てばまた芸能活動を再開するというのが慣例です。
一部例外はあるにしろ、一般人からしてみると、理解できません。
近年、覚せい剤による犯罪は比較的お金にゆとりのある50代で最も増加傾向にあるとも言われています。
決して、若い人だけに限った犯罪ではないようです。
日本は平和で安全な国だと言われてはいますが、そのイメージが払拭される日はそう遠くないかもしれません。
宮元 健志
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