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里帰り

先週末、土日を利用して私の故郷へ里帰りしてきました。

昨年11月に母を亡くしましたが、
生前、母から「家族葬にするように、親戚にも葬儀が終わってから連絡するように」と遺言がありました。

母の兄弟は全員福岡県に居て、もちろん皆高齢です。
聞けば無理して来ることになるから、母の思いやりでもありました。

今回、母の位牌を持って行って、お線香をあげてもらいに行ったのです。
東京に移り住んで57年が経過してしまいましたが、あちらへ行けば自然に九州弁が出てきます。
あちらへ行って標準語を使うと、たちまち従兄弟から「お前何ば格好つけよーと」と言われてしまうのです。

JR久留米駅に到着して一番初めにしたことは、古くからある食堂でラーメンを食べる事でした。
同じ久留米ラーメンでも、もちろん味は微妙に違い、親戚連中でも好みの店はバラバラです。

次の日の昼食は筑後川沿いのうなぎ屋に行き、
夕方は博多の親戚のところに行って、夜は中州近くで飲みました。
中州の屋台は観光地化していてぼられるから、地元の人は行かんとです。
透き通ったイカ、新鮮なカンパチ、サバの刺身、馬刺し、〆はやはりラーメンです。

翌日、最後は福岡空港で、朝昼兼ねて「ごぼ天うどん」を食べ、九州の味を堪能してきました。

私は母の供養に行ったのか、それとも食べに行ったのでしょうか?


福島 康晴

2017-08-28 月 | Category : 所長のブログ