メールマガジン Top Eye Vol.296
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福島会計事務所 メールマガジン Top Eye Vol.296
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ H26. 08. 18 ━━
◆ 今号の目次 ◆
【1】「名義預金」野村
【2】「夏の涼」竹内
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【1】「名義預金」野村
相続税の調査の際、申告漏れ財産として指摘されるものの中で一番多いのが、名義預金です。
名義預金とは、名義が家族など他の人の名義になっている預金です。
今は預金口座を開設する際に本人確認などの手続きが厳密になっていますが、
以前は本人でなくても家族名義の預金口座を容易に開設することができ、配偶者名義・子供名義の預金口座を作って預金していることが良くありました。
また奥様が旦那様からの生活費をやり繰りして自分の預金口座に預金することもあると思います。
こうした家族名義の預金口座を、税務署は実際にそのお金を稼いだ人のものと考えます。
つまりは名義に関わらず稼いだ人の財産として、その方が亡くなり相続が発生した場合には相続税の課税対象として見るのです。
しかし名義が違うので、亡くなられた方(被相続人と言います)の預金残高証明書には載ってこないため、相続税の申告で漏れてしまうことが多いのです。
この漏れを未然に防ぐため、被相続人の方の預金口座の動きを調べて、
大きな出金があればそのお金がどこに行っているのかを調べ、また相続人の方の預金口座に大きな入金があれば、そのお金がどこから来たのかを調べます。
もちろん相続人の方に名義預金になるものが無いかをお聞きします。
また、相続対策として相続財産を減らすために、元々名義預金とならず口座名義人の財産となるように条件をクリアすることも大切になってきます。
国税不服審判所の判例で、預金口座が誰の財産になるかについては次のようにいっています。
「その管理・運用状況や、その原資となった金員の出捐者、贈与の事実の有無等を総合的に勘案してその帰属を判断するのが相当」
判例はこちら→ http://www.kfs.go.jp/service/JP/93/11/index.html
口座名義人の財産とするための条件として預金に預け入れたお金について、
(1) 稼いだ人と口座名義の人との間で贈与契約書を交わし、贈与の事実があったことの証明が出来るようにする。
また、口座名義の人が未成年者であれば親権者の同意も必要になります。
(2) 口座の印鑑や通帳は贈与を受けた口座名義の人が管理し実際に使う。
(1)で贈与の事実が有ることを明確にして、(2)で管理・運用は口座名義人が行っていれば、総合的に勘案しても口座名義人の財産として名義預金ではなくなります。
もちろん、この対策は生前でないと行えません。
名義預金などを含めて生前に相続税対策をお考えの方は是非福島会計事務所にお任せください。
野村
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【2】「夏の涼」竹内
暑い日が続いています。
涼を求め、先日『アートアクアリウム2014』へ行ってきました。
どこかで広告や写真を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
簡単に言うと『金魚のアート』です。
普段、夏の屋台で見る金魚すくいの金魚だけではなく、変わった形の観賞用の金魚がメインで泳いでいました。
特に、頬袋に水が溜まったような金魚が印象に残っています。
その他にも頭の上にボールを乗せたような金魚も可愛らしくて、近くで観るのも楽しかったです。
そんな金魚たちが、赤や青や緑などの様々なライトに照らされ、更に華やかに展示されていました。
巨大金魚鉢も素敵でしたが、会場の出口直前にある屏風のアートの金魚、風景の変化やそれに合わせたBGMにとても感動しました。
たまたま座って観賞できたのですが、屏風の前はとても混んでいるようです。
何度も繰り返し上映されているので、時間があれば一つ我慢して座るか、座っている人たちの直ぐ後ろで立って観ることがお勧めです。
一番前で障害もなく、何枚も写真を撮ってしまいました。
このアートアクアリウムは日本橋三井ホールで9月23日(火)までやっています。
時間は23時半まで、19時以降はお酒を片手に観賞することもできるそうです。
私は人混みが苦手なので、人が増えるであろう19時前に退場してしまいましたが、可愛らしいカクテルやノンアルコールカクテルもありました。
それと獺祭という日本酒もあったので、お酒好きの方にもいいかもしれません。
涼を感じ、そのあとは熱いもつ鍋を食べて帰りました(笑)
また来年も開催されることを楽しみにしています。
興味のある方は是非、ホームページもご覧ください
→ http://h-i-d.co.jp/art/
竹内
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■■ 編集後記
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1945年8月15日は日本の終戦記念日です。
約70年前、日本が戦争していたなんて今の現代人からは想像もできないでしょう。
私もそんな現代人の一人です。
昨夜は終戦記念日に関連して、「少年H」という映画が放送されました。
世間的には賛否両論ある映画ですが、初めて見た私にとっては、とても興味深い内容でした。
中学生の授業は毎日が軍事訓練と農作業のみ。
日本人のキリスト信者は弾圧され、米国文化を好む者は徹底的に排除される世の中が描かれていました。
少年Hの父親も洋服店を営んでいるという理由だけで、米国のスパイ容疑をかけられ警察に連行されてしまいます。
当時の日本は完全なる軍国主義。
世の中には嘘の報道が流され、国が国民を支配していました。
敗戦後の日本では手の平を返したように、国民は民主主義に流れました。
映画の主人公である少年Hはそんな日本に違和感を覚え、周りに疑問を投げかけますが、誰も答えてくれません。
現代に通じる部分が多く、戦争映画とは言え、いろいろと深く考えさせられる内容でした。
興味がある方は是非一度、ご覧になってみてはいかがでしょうか。
宮元 健志
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