メールマガジン Top Eye Vol.430
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福島会計事務所 メールマガジン Top Eye Vol.430
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◆ 今号の目次 ◆
【1】「生きる意味と目的」福島 康晴
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【1】「生きる意味と目的」福島 康晴
安倍政権の支持率ですが、毎日新聞では26%なのに対し、何故か日経新聞では39%です。
何かの忖度でしょうか?
支持率の低下は忖度問題、自民党議員の度重なる失言によるところが大きいと思いますが、
そもそもの安倍政権の経済対策を検証する必要があります。
日銀の金融緩和による物価上昇目標2%の今年度中の達成は、早々に断念という結果です。
アベノミクスの第一の矢「金融緩和」対策は日銀が頑張っても効果が出ていないということです。
第二の矢「財政出動」、公共事業投資によって景気を刺激するこの政策は、行われているのでしょうか?
行われているとしても残念ながら景気が刺激されているとは思えません。
また、日本の大企業は利益を出していて、その結果、預金を250兆円も抱え込んでいます。
これはアベノミクスの第三の矢「成長戦略」も失敗していることを意味しています。
民間企業に対する規制緩和を行い、民間企業の設備投資を促すことが出来ていないために、
企業は日本国内に投資するところがなく、企業利益は内部留保されていくだけになっています。
なおかつそのお金は社員の給与として還元されてはいません。
日本企業の投資案件はほとんど外国企業の買収など、企業のお金は海外で使われています。
2016年度、日本のGDP成長率は1%です。
1人当たりGDPは世界で22位になってしまいました。
2000年には2位だったことを考えると日本経済の停滞ぶりは歴然としています。
安倍政権前の2011年においては、日本の1人当たりGDPは世界で17位でした。
つまり、アベノミクス効果はなく、安倍政権は日本経済の発展を実現できなかったということになります。
それでは、日本の経済成長に必要なものは何なのでしょうか。
それは「バイオ」「AI」「IoT」「フィンテック」「自動運転」「ロボット」といった分野でないかと考えられます。
今後これらの技術開発が次代の日本の経済成長に欠かせません。
第4次産業革命ともいわれています。
これらの技術開発競争に勝つことが企業、国家の経済発展に繋がることは、
どの企業も国も先刻承知ですからその競争は激烈だと思います。
日本はこの競争に勝つことができるのでしょうか?
これらの事業に対して日本企業が動きやすくなるような規制の緩和は実行されるのでしょうか?
原則禁止の国が、原則自由の国と競争するためには規制の緩和が欠かせません。
この問題は今に始まったことではなく、高度成長期が終わってからずっと続いており、
日本の政治家、官僚、財界の三つ巴のなれ合い体質が変わらなければ、
残念ながら日本の世界の中での経済的地位は下がるばかりです。
少子高齢化による日本の若年層における将来の負担を少しでも減らしてあげるためには、
今の体質を改善し第4次産業革命で日本が経済成長していくしかありません。
今までの産業革命によっても人間の生活様式は変化しました。
第4次と言われるこれからの産業革命による技術の進歩は、
日本の企業が勝とうが、日本の経済発展の動向にかかわらず、
世界中の人間の生活を変えていくことは間違いありません。
ただし便利になる反面、第1次産業革命の時にも心配されたように、仕事は無くならないか?
金持ちはより金持ちに、貧乏人はより貧乏に、
さらなる格差社会が起きたら「ベーシックインカム」制度が導入されるのか?
あるいはまた「フランス革命」「ロシア革命」は発生するのか?
マルクスは時代を超えて正しかったということになるのか?
「生きる意味は、目的は何か?」なんて問いかけはいつ頃から人間に必要となったのでしょうか?
その日その日の生きる糧を獲得するためだけに生きていた時代には生きる意味、目的を考える暇もなかったことでしょう。
これ以上働く時間が減って、人は幸せになるのでしょうか?
技術の進歩は、そのことによって人にどのような影響を与えるかということについて、考える時間を与えてくれません。
常に技術の進歩に合わせて人の生活環境が変えられていくだけです。
そこには必ず良い変化と悪い変化があり、
地球上の生物は地球の自然環境の変化に適応できた種だけが生き残ってきました。
現在生きている人間もそうです。
今後、どんなDNAを持った人が生き残っていくのでしょうか?
福島 康晴
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■■ 編集後記
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土曜日は雨がすごかったですね。
雷雨だったのは久しぶりだった気がします。
さて、そんな土曜日は高校時代の野球部の集まりがありました。
20人中11人参加しており、まずまずといったところでしょうか。
引退してから13年経ちましたが、皆あまり変わらないですね。
結婚しているものがほとんどだったのが印象的でした。
春の選抜に出場した兄弟校にサヨナラ勝ちした夏のDVDを観ながら、
当時を振り返ることが出来て、とても懐かしい気持ちになった週末でした。
本橋
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