メールマガジン Top Eye Vol.436
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福島会計事務所 メールマガジン Top Eye Vol.436
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◆ 今号の目次 ◆
【1】「パスドラ」関
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【1】「パスドラ」関
今年も早いもので紅葉の季節が巡って参りました。
最近では外を歩いていると金木犀の匂いがふと香り、とても気持ちが良いですね。
世間では下半期に入っての時事ネタ、ゴシップネタでは芸能人、政治家の不倫ネタから
北朝鮮のミサイル、選挙とこちらも季節のように廻っているようですね。
話しは変わりますが、少し前までは飛ぶ鳥を落とす勢いで急成長していた
ゲーム会社の近況について調べましたのでお伝えします。
スマートフォンのアプリゲーム「パズドラ」で有名な
ガンホー・オンライン・エンターテイメント株式会社(以下、ガンホー㈱)です。
設立は1998年7月1日となり、今年で19年目となる会社です。
新鋭のイメージが強いので、19年目の会社ということに多少驚きもあります。
同業他社では㈱コロプラが本年で9年目、KLab㈱が17年目となっております。
ITブームの2000年前後に設立された多くのゲーム会社が昨今のスマートフォンゲーム市場を
牽引していることに考え深いものがあります。
主力商品である「パズドラ」の売上の減少により減益が続いており、
今期の第2四半期における経営成績は以下のようになっております。
平成29年8月7日に提出された第2四半期報告書の累計損益
※カッコ書きは売上比率
売上 491億円
売上総利益 313億円(63%)
固定費 119億円(24%)
営業利益 194億円(39%)
また、参考として同業他社の直近の第2四半期の累計損益は以下の通りです。
㈱コロプラ
売上 272億円
売上総利益 125億円(45%)
固定費 51億円(18%)
営業利益 73億円(26%)
KLab㈱
売上 109億円
売上総利益 39億円(35%)
固定費 19億円(17%)
営業利益 19億円(17%)
ガンホー㈱は、パズドラに続く次回のヒット作品に恵まれておらず、売上は減少傾向にあるようです。
パズドラのダウンロード数は約4,700万を超えており、
圧倒的な分母数により会社が支えられています。
今後の行動によりどのような結果が出るかが株価の期待値として表れています。
9月22日の終値は295円であり、同業他社の㈱コロプラは1,308円、KLab㈱は1,693円です。
あまり期待はされていない模様です。
ガンホー㈱の今後の戦略は日本市場ではなく海外市場に狙いを定めています。
前年末より新たな作品を配信しており、
本年5月時点の世界でのダウンロード数が300万を突破しています。
しかし、株価が示すように更なる企業努力を要するようです。
一方のライバル会社である㈱コロプラは状況が少し似ているので、
比較すると面白いかもしれないですね。
㈱コロプラも主力商品「白猫プロジェクト」の売上が減少しています。
但し、VR市場に投資をして打開策の一手としているので今後の戦略結果が楽しみです。
KLab㈱については現状の打開策として、ある程度認知度の高いアニメ、コミック、ライトノベル等の
関連業界各社と連携して自社の知的財産である版権を新たに創出する一手を打っています。
最近では「BLEACH Brave Souls」が2,000万ダウンロードを突破したとのこともあり、
今後さらなる成長が期待できるのではと思われます。
ゲーム会社の一部である三社を単純に比較して、
三社とも違う戦略であるところに経済社会を生き抜くことの難しさを感じます。
私自身も会計市場の挑戦に何をもって応戦していくかをしっかりと対処していかなければと
省察するばかりです。
私は歴史好きだったのでまったく関係のないゲーム会社ですが、コーエーの三国志が好きですね。
以上、ゲーム会社の紹介でした。
関
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■■ 編集後記
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10月に突入です。
もうこんな時期かと思うのはいつものことですが、
繁忙期の足音が聞こえてくる時期ですね。
今月は衆議院選挙が行われます。
民進党のドタバタ振りから、今回の解散になったのでしょうが、
小池都知事の希望の党によって風向きが明らかに変わりましたね。
どういった選挙になっていくのか、
注目していきたいと思います。
本橋
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